シネマ

硫黄島二部作 第一部

21時、上映時間ギリギリに駆け込んだ「北島シネマサンシャイン」で。
父親たちの星条旗
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
硫黄島2部作の前編、アメリカサイドから見た硫黄島ムービー。
もちろん戦争映画なのだけれど、戦場の映像とそれ以外の部分が半々ぐらい。戦場部分は太平洋戦争有数かつ硫黄島独特の激戦がリアルに描かれていてインパクトあり。
でも、クリント・イーストウッドが作りたかったのは非戦場の部分か。
あの有名な写真に写ってしまったために英雄として祭り上げられ、政府のキャンペーンに利用される一人の衛生兵と戦友たち。
想像以上にどっしりと地味な作品だったかと。
名将栗林忠道渡辺謙が演じる日本サイドの第2部『硫黄島からの手紙』も見に行かねばなるまい。
硫黄島の戦い」 [Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B3%B6%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
栗林忠道」 [Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%97%E6%9E%97%E5%BF%A0%E9%81%93

硫黄島から次女(たか子。栗林は「たこちゃん」と呼んでいた)に送った手紙では留守宅の心配や生活の注意など、軍人らしさが薄く一人の父親としての面が強く出た内容になっている。最後に「遺書」として書き送った内容は以下の通り。
「お父さんは、お家に帰って、お母さんとたこちゃんを連れて町を歩いている夢などを時々見ますが、それはなかなか出来ない事です。たこちゃん。お父さんはたこちゃんが大きくなって、お母さんの力になれる人になることばかりを思っています。からだを丈夫にし、勉強もし、お母さんの言いつけをよく守り、お父さんに安心させるようにして下さい。戦地のお父さんより」

こっちは結構泣けそうな作品になってそうなヨカーン。